読めませんでした

電話での第一声が「お疲れ様です」というお客様がいる。反射的に
「有難うございます」と答えていたのだが、これってどう答えるのが
正解なんだ?

あまりにも暇な1日だったので、つらつらとそんなことを考えていた。

大きなトラブルもなく無事に仕事終了。地元駅について旦那に電話を
入れる。何か買って来て欲しいものはないか…と。

「なんとか沢プリンっていうのが売ってたよ。ゲートを出たところで」

私が利用する側の改札口を出たすぐのところにあるのは、確かシュー
クリームの専門店だ。そこでプリン?しかも「なんとか沢」?どっかの
きれいな沢の水を使用して作ったのか?

あぁ、確かに「沢」と書いてあるね。でもね、これは「ぜいたく」って読む
のだよ。「贅沢」はさすがに読めなかったか。さて、「贅沢プリン」は
この後、食すことにする。おいしいかなぁ。楽しみ〜。

ニューヨーク・タイムズ物語 紙面に見る多様性とバランス感覚』
(三輪裕範 中公新書)読了。

えっと…副題を綺麗に見落としていた。アメリカを代表する新聞である
ニューヨーク・タイムズの社史ダイジェストだと思って買ったのだが…。

ニューヨーク・タイムズと日本の全国紙を比較して、その紙面が伝える
ものの比較をしている。これはこれで面白いけど。タイトルを変えてくれ。笑。

新聞と言うメディアがインターネットの発達に伴って苦戦しているのは、何も
日本だけではない。アメリカでも同様だ。では、アメリカの新聞と日本の新聞
の違いは何か?

前々から書いているけど、日本の新聞は速報報道なんだよね。対するアメリ
は論説報道。だから、「新聞コラムニスト」なんて職業もあるんだよねぇ。

そしてこのコラムでもあるひとつの見方だけを掲載するのではなく、反対意見
もきっちり載せる。ここが日本の新聞と大きく違うところだ。

日本でも欧米の新聞に掲載されたコラムが1冊の本として出版されることも
ある。それは、時間が経過しても読むに耐えるってことだもの。日本の新聞
ももっとコラムを増やせば面白いのになぁ。

まぁ、そもそもアメリカには悪名高き「記者クラブ」なんてものがないもの。
日本はまず、この制度を見直さなきゃだわ。

本書は発行が1999年なので内容はいささか古いが、◎な良書。