サンタが街にやって来た

この間までハロウィン一色だったショー・ウィンドも、今ではクリスマス・
デコレーションである。

赤と緑、雪、ベル、星。そんな装飾ばかりになると、嫌でも「年末なんだなぁ」と
感じる。そろそろ姪たちへのクリスマス・プレゼントを考えないといかん。

クリスマスと言えばサンタクロース。サンタクロースと言えば北欧。サンタの
学校まであるという本場フィンランドから、福島原発事故で集団避難している
双葉町の子供たちの元へサンタクロースが訪れた。

何かと不便であろう避難生活のなかで、子供達にはいい思い出になるの
かな?でも、一番のプレゼントは自分の家に早く帰れることなんだろうけど。

サンタさん、子供たちに、否、避難している人たち全てに元の生活をプレゼント
して下さいな。

『神保町「二階世界」巡り及ビ其ノ他』(坂崎重盛 平凡社)を読み始める。

人について、本について、町について。東京下町で育った著者が、雑誌や
同好誌等に書いたエッセイをまとめたもの。

ぶ…分厚い。楽々、直立してくれるじゃないか。角が当たったら怪我をする
かもしれないぞ。

「昨今、酸いも甘いもかみわけた”大人の男”が絶滅寸前と思われる世の中、
また、筋の通った不良、つまり気骨と色気のある男を見かけることが少なく
なったご時世、池波さんのエッセーはその小説とともに、存在意義をます
ます増してゆくにちがいない。」

そうなのよ〜。「筋の通った不良」で「気骨と色気のある男」。だから、池波
正太郎の書くものが好きなんだよ〜。もう、言いたいことをずばりと言って
くれていて嬉しいったらないわ、この一文♪