乗っ取り計画

アイスランド北大西洋上に浮かぶ島がその国土。2010年の火山の噴火で
ヨーロッパの空路に大きな影響が出たことは記憶に新しい。

この島国の土地を買おうとしたのが、中国の企業家だ。その面積、国土の
0.3%である。目的はレジャー施設の建設、投資金額は日本円で約155億円。

しかし、アイスランド政府はこの購入申請を却下した。警戒したのは企業家の
バックにいるであろう中国政府である。

購入した土地を足がかりにして、中国政府が北極圏開発に乗り出すのでは
ないかとの危惧からだと言う。

あっぱれ、アイスランド政府である。これ、かなりな確率でありえる話だと
思うもの。

それなのに、日本では北海道を中心に水開発資源目当てに中国の
投資家が土地を買いあさっているんだぜぇ。ちょっと疑問に思えよ、
日本政府。

いつか、チャイナ資本に乗っ取られるぞ〜。笑。

『死・のテレビ実験 人はそこまで服従するのか』(クリストフ・ニック/ミシェル・
エルチャニノフ 河出書房新社)を読み始める。

1960年代にアメリカの心理学者、スタンレー・ミルグラムが行った権威に対する
服従の実験がある。「権威に命令されたら人は他人に危害を加えることは出来る
のか」。

ユダヤ人を両親に持つミルグラムが、ホロコーストの解明の為に行った実験だが、
本書はミルグラムの実験の科学者(権威)をテレビ番組(権威)に置き換えた実験
のテレビドキュメンタリーの書籍版である。

新しいクイズ番組のパイロット版を作る。出演者は出題者と解答者の二人ひと組。
解答者が答えを間違うごとに、体には電流が流される。流れる電流はその都度、
高くなる。そして、電流のスイッチは、出題者が押す。

さて、何%の人が電流を押し続けたでしょうか。怖っ。