おやつ騒動

落語界の風雲児・立川談志が今月21日に亡くなっていた。「笑点」の
初代司会はこの人だったな。政治家にもなって、酔っ払い会見もして
たっけ。喉頭がんを患ってからは、高座へ上がることも少なくなって
いた。享年75歳。ご冥福を祈る。合掌。

閑話休題

おやつで大騒ぎである。我が家ではない。日本のお隣にある半島、その
北の方。暴れん坊将軍様のお国である。

とある工業団地で、給与とは別に午後のおやつ用にチョコパイ2個が配られ
ていた。勿論、国産ではない。お隣の韓国産のチョコパイである。

これをノルマ達成のご褒美として10個配った工場があったので、さぁ大変。
この配給数が生産力にもろに影響が出た。

配給数が少ないと、生産力も落ちる他に、配られたチョコパイを持って帰り、
自由市場で売る労働者まで現れた。

「我が国にこんなおいしいものはない。韓国とはなんと素晴らしい国かっ!」。
そう思われたら困るんだよね、北の為政者…じゃなかった、独裁者としては。

どうもこのおやつの配給、中止になるらしい。変わりにノルマ達成のご褒美
は現金支給になるらしい。その現金も、独裁者の思いつき一つで紙くずに
なっちゃうんだけどねぇ。

テポドンとかノドンとか核開発とかする資金で、人民の為の食糧買えって。

日本海軍400時間の証言 軍令部・参謀たちが語った敗戦』(NHK
スペシャル取材班 新潮社)を読み始める。

行きかうのはほとんどが若い世代。立ち並ぶのは流行のブランド・ショップ。
そんな東京・原宿に、毎月、老人たちが集う。

「水交会」。旧日本海軍将校のOB団体では、戦後30年以上が経過した
昭和55年から「反省会」が開催されていた。

第二次世界大戦。あの戦争は何故、始まったのか。何故、日本は敗れたのか。
特攻は誰の命令だったのか。

非公開を前提に始まった反省会は、全ての会がテープに録音されたいた。
その録音を元に取材し、作られたのが3週連続で放映された同名のテレビ
番組である。本書はその取材過程を綴っている。

「大体、特攻隊員を送り出すとき、幹部は必ずこういったんですよ。”必ず自分
も後から行くから”。なのに、本当に約束を守って死んだ幹部なんてほとんど
いなかった」

「特攻隊員は死んだら、”二階級特進”といって遺族が軍人恩給を沢山もらえる
制度があった。それを聞いたある兵士は、特攻命令を受けた時、こう言って断った
んだそうだ。”あと少し待って下さい。昇進の時期が過ぎて、階級が一つ上に
あがったら必ず特攻に行きます”。上官が、何故昇進後がいいのだ、と聞くと、
その兵士は”自分が死んだ後、母親に少しでも多くの手当を残せます。それ
しか親孝行ができないので”と言ったそうだ」

先の大戦の特攻で散った人数は5,000人以上。その数字さえ、きちんと把握
出来ていないだなんて…。