私物化

内紛は与党・民主党お家芸だと思っていた。あ…内紛というよりは
内ゲバか。まぁ、似たようなもんだけど。

その内紛勃発である。民主党ではない。あ、TPPを巡って内紛再燃には
なりそうだけれど。

プロ野球・巨人軍である。球団代表が記者会見で会長を批判した。
そう、巨人軍の会長と言えば渡辺恒雄ナベツネである。

「球団の私物化は許されない」

球団代表は会見で言っていた。何を今更…って感じなんだが。球団どころか、
プロ野球界を私物化したのは遥か昔の話じゃないか。

しかしナベツネ、どれだけプロ野球界に君臨すれば気が済むんだろう。
そろそろ手を引いちゃどうだ?てか、野球界に口出しするな。

既にプロ野球を見なくなって久しいが、ナベツネが何か言い始めるとイラッと
するんだが。だから巨人は好きになれないんだ。ブツブツ…。

在日米軍司令部』(春原剛 新潮文庫)読了。

日本の北から南まで、在日米軍の基地は広範囲に点在している。それを
統括するのが、東京・横田にある在日米軍司令部だ。

本書がメインで取り上げているのは、2008年2月まで在日米軍司令官に
就任していたブルース・ライト氏である。

自衛隊との情報や知識、訓練の共有の為の彼の人脈作りなどは、日本と
アメリカの関係を考える際の参考になる。

アメリカ軍のなかで在日米軍がどのような位置にあるのか、その組織は
どうなっているのかも詳しく書かれている。

さて、在日米軍再編に伴った沖縄の基地縮小問題である。こじれにこじれて
今に至っている訳だが、橋本龍太郎の時代から各種折衝を重ねての普天間
移転の日米合意に至ったのに、民主党政権が台無しにしたのは記憶に新しい。

最低でも県外」と言ったは、ぽっぽさんだったが今度は現外務大臣までが
同じようなことを口走っていた。速攻で発言撤回・謝罪してたけど。

東日本大震災の直後から「トモダチ作戦」で日本を支援してくれたアメリカ軍
だけど、あとでどれだけの請求書が送りつけられて来るんだろうか…。怖っ!