傲慢経営
「ゴーマンかましてよかですか」は、自分を思想家と勘違いした
元ギャグ漫画家だか、「ゴーマンですが何か?」と開き直って
いるのが日本の電力会社のようだ。
やらせメール事件で第三者委員会まで設けて検証したはずなのに、
報告書とも言えぬ報告書を提出した九州電力。
「こんな報告書、社会常識では通用しない」と第三者委員会の委員長に
批判されたら、「第三者委員会はもう関係ないんだから口出すな」と
来たもんだ。
自分たちでお願いしたのに何を…って感じだよな。結局は監督官庁の
枝野経産相に怒られて報告書を出し直すらしいんだが、この件について
中国出張中の九電会長に突撃取材したテレビ局があった。
「(報告書の内容については)知らない。まったく知らない」
なんだとさ。これが一企業のトップの言うことか。電力会社ってのは
どこまで傲慢なのだろう。こんな人たちに日本の電力を任せておいて
いいのか。
放漫経営で会社が潰れた…なんてのはよくあることだが、電力会社は
傲慢経営で利用者の信用を失うってことが分からないんでしょうか。
頭の悪い人たちの集まりかよ。
『1989年の因果 昭和から平成へ時代はどう変わったのか』(保坂
正康 中公文庫)を読み始める。
昭和天皇の崩御、社会党の大躍進、マドンナ旋風、消費税導入、
東西冷戦終結、天安門事件。多くの出来事があり、時代がはっきりと
変化した1989年を、昭和史の大家が検証する。