ワレワレハウチュウジンダ

大王製紙の前会長がグループ会社から80億円を無担保で借り入れ。
そのうちの55億円が使途不明だとかでニュースで騒いでいた。

いくらグループ会社でも貸す方も貸す方だろう。創業者の孫で会長だと、
会社は思いのままってこと?

確か大王製紙って2代目の時に一度、倒産してなかったか。ま、お金は
あるところにはあって、使える人はとことん使うんだろうけど。

55億円、一体、何に使ったんだろう。教えてっ!前会長♪

『なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか』(スーザン・A・クランシー
 早川文庫)読了。

金縛りや周囲からの孤立感、原因不明のあざ、長く続く妙な不安。この原因は
一体何?そう考えた時、合理的に説明が出来るのがエイリアンの存在だ。

「私はエイリアンに誘拐され、生体実験をされた。だから私は周囲のみんなと
違うのだ。私はエイリアンに選ばれた」

恐怖の体験であろうはずのものなのだが、恐怖と同時に彼ら・彼女らにとって
はエイリアンによる誘拐は「素晴らしい体験」でもある。

金縛りにしろ、いつ出来たか分からないあざなんて、誰もが少なからず経験
しているのに、ある種に人々はエイリアンの仕業と思い込む。それは、サイコ
セラピストから受ける催眠療法による暗示が大きな原因を占めている。

そして誘拐を経験したと言い張る人々が描くエイリアン像はみんな同じだ。
大きなアーモンド形の吊りあがった目、大きな頭に貧弱な体。これって
明らかに映画や漫画で描かれるエイリアンそのまんまである。

映画や漫画、テレビドラマ、本で覚えたことが自分の体験として記憶に
刷り込まれ、それが「エイリアンに誘拐された」ことになってしまうんだ
よねぇ。いや、実際、地球以外に知的生命体がいるなら会ってみたい。
フレドリック・ブラウンのSFとか好きだもの。

それにしても不思議だね。アメリカでは多くのエイリアンに誘拐された人が
いるのに、アフリカやアラブでは聞いたことがないもの。宇宙人って決まった
国にしか現れないのか?

あ…我が派遣先には「この人、宇宙人かもしhれない」って感じる人が結構
いるぞ。言葉が通じないんだもの…。シクシク。

尚、すべての合理的な理由づけをエイリアンに求めるのと、宗教への信仰は
似ているという著者の理論になんとなく納得してしまった。少し前に流行った
スピリチュアルなんてもの同じようなもんだろうな。