お化け、現る

10月になると、そこかしこがかぼちゃだけになる。ハロウィンの装飾なの
だろうが、いつからこんなに広まったのだろうか。

オレンジ色のかぼちゃが、ニカッと口を開けて笑っている。そう、帰宅した
我が家の玄関である。おかしい…朝、出勤した時には招き猫が置いて
あったはずなのに。

ふたりしかいない我が家なので、私でなければ犯人は旦那である。
暇だったのかなぁ。自分で作ったのか?このジャック・オー・ランタンは。
それに、私の大事な招き猫はどこへやった?

「トリック・オア・トリート」

あぁ…遂にお化けまで現れた。しかも、頭からかぶっているのはシーツじゃ
ないのか?確かに古くなって捨てようと思っていたのだが、目や口の位置
を切るんじゃないっ!

それに、ハロウィンのお化けは家の外から来るんじゃないのか?我が家の
ハロウィンは、少々間違っているようだ。言っておくが、正式なハロウィンは
10月30日だからね。いくらお化けになっても今日はご馳走は出ませんっ!

引き続き『なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか』(スーザン・A・クランシー
 早川文庫)を読む。

人間の記憶ってかなりあやふやだよなぁ…と感じていたが、やっぱりそうなんだ。
「いい思い出」も自分が「こうあって欲しい」と思うように修正されちゃうんだ。