リサイクル

先週末、おでんを作った。おでん種専門店で、あれもこれもと買ったら
当然のように鍋いっぱいに出来た。

それをコツコツと今日の夕飯まで食べていた。旦那が喜んで食べたのは
初日だけなので、本日の私の弁当の中身もおでんである。ただし、その
まま食べるのではいい加減に飽きて来た。

なので、本日の夕飯はおでん種を細かく刻んでチャーハンである。しめしめ、
旦那はおでん種であることに気付かずに喜んで食べたぞ。ふむふむ、この
手があったよな。

次回から作り過ぎたらチャーハンにしちゃおう♪なんて思いながら、後片付け
をしていて考え込んだ。

具は食べ切った。しかし、鍋の中には汁が大量に残っている。どうしたものか。
捨てるのはもったいないぞ、いろんな味が浸み出しているのだから。

ああでもない、こうでもないと考えて思いついた。食糧庫を探して見つけ出した
切干大根を煮る。

う〜ん、うまいっ。これぞ、残り物を捨てないリサイクルだぜいっ!なんて
ひとり悦に入っている秋の夜である。

でも、切干大根も大量に出来ちゃったんんだけどね。明日、実家へ持って
行こう。ヒソヒソ…。

『誤認逮捕 冤罪は、ここから始まる』(久保博司 幻冬舎新書)読了。

本書によると日本では1日に1件、誤認逮捕があるという。あやふやな目撃
証言、警察の思い込み、状況証拠だけに頼った逮捕。原因は様々だが、
例え誤りであったとしても、逮捕されたという事実は当事者のみならず、
その家族までにも大きな生活の変化をもたらす。

そんな誤認逮捕が何故生まれるのかを解説した入門書?かな。冤罪事件に
関心のある人には物足りなさが残る。

誤認逮捕のモデルケースを「これでもかっ」と羅列するより、異なったケース
を数件取り上げて掘り下げた方が飽きずに読めると思うのだが。

まぁ、新書だから仕方ないのかも知れぬ。何がきっかけで犯人扱いされるか
分からん。「明日は我が身かも」って思うと、少々怖い。