食べたい

すっから菅氏がお遍路に出ている。国会会期中なんだけど、いいのか?
首相を辞めたら用なしってこと?まぁ、首相をしてても役に立たなかった
けどね。

厚労省のおばちゃん大臣はまたもや暴走。「子供手当ては姿を変えたが
継続」なんだって。以前、民主党がチラシを作って自公に散々攻撃された
のになぁ。

それにしてもこのおばちゃん大臣、どうしていつも半笑いでものを言うんだろう。
国民、舐めてますかぁ??

『食べもの屋の昭和 ─伝えたい味と記憶─』(岩崎信也 新潮文庫)読了。

グルメ雑誌やテレビ番組がもてはやす、値段が高いだけの流行店ではなく、
老舗と言われる料理店の店主への取材を通して日本人が大切にして来た
食文化を感じさせてくれる。

いくつかの店の店主は「素材そのものの味が、昔と変わって来ている」と
言っていたのが印象的だ。

食通なんかではないけれど、食べ物の味が変わっていることは気になっていた。
特に野菜。子供の頃に食べたトマトは、もっと青臭かったし酸味があった。今の
トマトは甘味ばかりが強くなっている。

それは消費者が求めた味なのだから仕方ないのだろうが、夏の暑い日、水と
氷で冷やした青臭いトマトが食べたくなることがあるんだなぁ。

鳥料理の玉ひで、洋食のたいめいけん、甘味の竹むら、団子の言問団子、
佃煮の鮒佐、ロシア料理のロゴスキー。私が行ったことがあるのは、この辺りか。

それぞれが老舗の矜持を見せてくれる。しかし、こういう本を読んでいると
池波正太郎の食べ物エッセイを読みたくなるね。