祈る
小沢一郎氏の元秘書三人に有罪判決である。う〜ん…確か調書のほとんどが
証拠不採用になったのではなかったか。それなのに有罪判決?
調書が証拠として採用されなかったのに、有罪の根拠は何?もしかして、裁判官
の胸先三寸?そうだとしたら、かなり怖いんですが…。
閑話休題。
千葉県の成田山新勝寺で、先の大震災の時に津波で倒れた高田松原の松を
使用した護摩供養が行われた。京都・五山の送り火、某県某市の花火大会と
同様に、新勝寺にも中止を求める電話などが多く寄せられたそうだ。
専門機関できちんと検査し、放射性物質も検出されなかったことから、新勝寺は
反対の声に過剰反応することもなく震災復興への祈りを込めたお焚き上げの
実施に踏み切った。
五山の送り火の時だって、最初に送られた松からは何も検出されなかったのにね。
安心・安全への過信も危険だが、過剰反応も危険なんだよな。でも、そういう人は
後を絶たないんだろうけど。
『前へ! 東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録』(麻生幾 新潮社)を
読み始める。
震災直後、福島第一原発への放水作業に従事した自衛隊、多くの被害を受けた
道路の復旧にあたった東北地方整備局、未曾有の災害に対応した内閣危機管理
センターの官僚たちの姿を描くノンフィクションである。
私のような素人でも「それ、効果がないんじゃないか?」と感じた自衛隊による
上空からの福島原発への放水作業。これって、菅直人のアメリカ政府向けの
単なるパフォーマンスなんだよな。
そして、東京消防庁ハイパーレスキュー隊を恫喝した海江田万里は、管轄省庁
でもないに自衛隊に任務の強要。しかも、「首相の指示だ」とかいう脅し文句
まで使って。
このふたりより酷いのが、勿論、東京電力である。自衛隊や消防に放水作業を
依頼しているのに原子炉建屋の設計図や平面図さえも渡さず、燃料プールの
正確な位置さえ教えない。