ペテン師たちへ

「国からお金をもらい、自分たちは言いたいことを言い、できなかったら
国の責任にする」

民主党・安住国会対策委員長が、テレビ番組で被災地の県知事たちを
批判した。自分の党は空中分解寸前、野党からの突き上げ。もろもろの
ことで溜まったストレスを被災地批判で発散ですか。

大体、勘違いも甚だしいだろう。あんたの言う「国のお金」って民主党
金じゃないだろう。国民の税金だぜ。与党が好き勝手に使えるもんじゃ
ないんだよ。

今回の大震災は地方自治体だけで対処出来る規模ではないのは明らか。
国がやらずに誰がやる?そもそもその国が機能していないではないか。

「国からお金をもらい、自分たちは言いたいことを言い、できなかったら
国民や野党の責任にする」。こう言い換えて、ご本人にこの言葉をお返し
差し上げよう。

震災直後、被災地のガソリンスタンドが壊滅的な打撃を受けガソリンの
供給が出来なかった時、「学校のプールにガソリンを貯めれば…」とか
いう発言をしていたのはこの人だったよな。

プールへとは言わん。あんたの自宅のキッチンにガソリンを貯めてみろ。
そういうことをしたらどうなるか。理解出来るんじゃないか。

さて、どうしようもない政治家の寄り合い所帯で政権与党の民主党。この度、
復興基本方針から「増税」の言葉を削った。どう考えても増税が前提なのに
何してんだ?

選挙で掲げたマニフェストも「見通しが甘かった」なんて発言が相次いだ。
財源はいくらでもあるって言ってませんでしたか?

この際、一番の無駄遣いである国会議員の歳費を大幅カットしろよ。ペテン師
どもめ。

震災関連の資料整理の為、『ローマ人の物語9 ユリウス・カエサル ルビコン
以前[中]』(塩野七生 新潮文庫)は小休止。