それは検閲だろう
民主党が内ゲバなら、自民党は八つ当たりだ。この度、「報道チェック部隊」
なるものを新設するとか。
何をするかと言えば、メディアの報道内容をチェックして問題があれば
対抗処置を講じるんだと。
すっから菅首相のやぶれかぶれ内閣の支持率が低迷しているのに、
自民党の支持率が上がらないのは報道が偏向しているからだそうだ。
もうねぇ…どう突っ込んでいいんだろうか、自民党のこの動き。報道内容を
云々する前に、やることないのか?あまりにも稚拙過ぎるだろう。
そもそも報道なんて偏向しているのが当たり前だ。それをチェックするなんて、
どれだけ暇なんだよ。内閣同様、野党だって他にやることあるだろう。
こんなことをやっている限り、どんなに民主党政権が低迷しようとも人民党の
支持率が上がる訳ねぇだろう、ぼけぇ。
取り敢えず、お約束のように言っておく。「検閲、反対っ!」。
『ローマ人の物語2 ローマは一日にして成らず[下]』(塩野七生 新潮文庫)
読了。
国内の内ゲバの最中、ローマは来襲したケルト人の手に落ちる。この時点で
ローマが消滅してもおかしくはなかったのだが、蛮族の哀しさか。ケルト人は
インフラ整備をされた都市の使い方を知らなかった。
上下水道に死体を投げ込んだりしたので、占拠したはずのローマでケルト人
自身が次々と死んでしまう。そこで、ローマ人たちは金銭を支払うことでケルト
人にお引き取りを願う。
「ローマをどげんとせんといかんっ!」と、貴族vs平民の階級闘争に終止符を
打つ為にローマは柔軟にその国政のシステムを変えて行く。
国内の平定なったローマは、イタリア半島の統一を成し遂げるのだ。