夏をあきらめて

「どっか行こう〜」という我が旦那の要望に応えて、このクソ暑い(失礼!)なか
外出である。

場所は東京・上野。現在、西洋美術館で開催中の古代ギリシャ展を見に行く
つもりだった。だが、入場券を購入する為に並んでいる人の列を見ただけで
うんざりして来た。

あぁ、世は連休中なのだよね。電車の中も人が多かったっけ。きっと美術館の
中も展示品をゆっくり見て回ることも出来ぬだろうな。せっかく大英博物館から
多くの収蔵品が来ているのに。

なので、今回は諦めてアメ横をぶらついて帰って来た。展覧会は9月25日まで
やっているはずだから、夏休みが終わってからゆっくり行くことにした。

その代わりって訳でもないのだろうが、我が旦那が円盤投げのポーズを取って
くれた。本家の彫像とはいささか違うようだが。笑。

それにしてもこの暑さ、いつまで続くんだろうなぁ。せめて湿度が低いといい
のだけれど。

ローマ人の物語2 ローマは一日にして成らず[下]』(塩野七生 新潮文庫)を
読み始める。

外敵には挙国一致であたるローマだが、他民族との戦いが終わると内なる
戦いが再燃する。そう、いつの時代、どこの国にも起こる階級間の内ゲバだ。

ローマもその例に洩れず、貴族vs平民の戦いだ。その戦いが最高潮に達した
時に、建国以来最大の危機が襲う。ケルト人の襲来は、国内がばらばらに
なっていたローマに大打撃を与える。さぁ、どうするローマ。