救え

福島原発事故の避難地域で、102歳の男性が自ら命を絶ったニュースに
ついては以前、日記にも書いた。「自分が避難の足手まといになると思った
のだろう」とのご家族が語っていた。

そして、今度は93歳の女性が自ら死を選んでしまった。「わたしはお墓に
ひなんします ごめんなさい」との遺書を残して。

家族と離れ離れでの避難だったという。やっと家族が揃った自宅で、全員が
顔を合わせた2週間後の選択だった。

やりきれないよ、こんなニュースは。きっと報道されないだけで、同じような
ことはいくつもの被災地域で起こっているのだろう。

原発時の収束には数十年かかると、すっから菅首相が言っていた。その間、
どれだけの人間が死を選んでしまうのだろうか。

帰りたいよね。故郷に、自分の家に。そうして、以前と変わらぬ生活を送り
たいよね。

だからさ、国会議員のセンセイたちは党利党略ばっかり気にしていないで
被災者救済の為に動いてくれないか。

今の日本の政治家、どいつもこいつもどうかしてるよ。

ブルーインパルス 大空を駆けるサムライたち』(武田頼政 文藝春秋)を
読み始める。

1964年10月10日、戦後復興の証として日本国民の夢が開花した東京
オリンピック。その開会式で、晴れ渡った青空に鮮やかな五輪マークを
描いた航空自衛隊ブルーインパルス」。

華やかなアクロバット飛行の裏の苦悩や挫折。ブルーインパルスの歴史を
描く1冊である。