あわや大事故

民間機と軍用機。素人でも見間違いようがないと思うのだが、見分けが
つかない人たちがいる。

韓国の海兵隊アシアナ航空の旅客機を、北朝鮮軍の軍用機と思い込んで
発砲した。ライフル銃で100発の射撃。不幸中の幸いか、旅客機は弾丸の
届かない距離を飛行していた為に、乗客・乗員に怪我人はいなかった。

それにしたっておかしいだろう。なんで誰も気付かなかったんだよ。旅客機と
軍用機ではそもそも機体のシルエットが違うだろう。しかもアシアナ航空って
韓国の航空会社だろう。自国の旅客機に描かれているマークも知らないの?

それとも韓国の海兵隊は、アシアナ航空を所有する国内大手財閥になんぞ
恨みでもあるんだろうか。

しかし、ライフルでよかったね。地対空ミサイルとかだったら、しゃれにならんぞ。

こういうのを「初歩的ミス」って言うんだろうなぁ。日本の自衛隊が似たような
ことをやらかさないことを願う。

『クラウディア 奇蹟の愛』(村尾康子 海拓舎)を読み始める。

かなり以前にテレビ番組として放映されたこともあるので、覚えている方も
いるかもしれない。

先の大戦終戦の際、関東軍の崩壊後に朝鮮半島に残っていた日本人の
間には引き揚げに伴う大混乱が発生していた。

その時、進駐して来たソ連軍に身に覚えのないスパイ容疑で妻子から
引き離されたひとりの日本人男性がいた。

日本に帰国することが叶わなかった彼の無実の信じ、彼を支え妻となった
ロシア人女性がいた。彼女の名はクラウディア。

愛する人が日本に、日本の家族の元に帰れるよう尽力したクラウディアと、
51年振りに再会した弥三郎・久子夫妻の3人の愛の物語である。