何事も慣れ
「あ、出たっ!」
わたしゃ化け物か。派遣先の仕事中である。問い合わせの相手は常連の
おっちゃん。いろんな話をしてくれる人なのだが、今日は開口一番がこれ。
「今さ、男の人が出たんで切っちゃったよ〜」
切るなよ、おっちゃん…。スタッフには2年前から男性スタッフもいるんですが。
「本当に?俺、今まで聞いたことないよ」
そりゃたまたま入電が女性スタッフの席に行ったのだろう。いるとは言っても、
圧倒的に女性スタッフの方が多いのだもの、男性スタッフが出る確率は低い
と思うぞ。
てなことを、営業言葉で説明する。
「それでもやっぱり、女の人の方がいいな。じゃ、また明日ね〜」
はいはい、分かりました。でも、明日、私は公休日なのである。そして、明日も
男性スタッフがシフトに入っているのである。
慣れてくれよ、おっちゃん☆
『キリマンジャロの雪が消えていく ──アフリカ環境報告』(石弘之 岩波新書)
を読み始める。
雪を頂くキリマンジャロ。広大で豊かな自然とそこに生息する多くの野生動物。
自然と野生の宝庫としてイメージされるアフリカで、急激な環境破壊が進んで
いる。
元ザンビア大使の著者が、複合的なアフリカの自然危機を綴る。