産まれる

仕事帰り、半年振りくらいで友人とばったり会った。今年の春に子供が
小学生になったので入学祝を贈った。その時は電話で話しただけだった。

少々ふっくらしたか?ん?なんか、お腹が…。そう、ふたり目を妊娠中
だそうな。「子供はひとりでいい。面倒を見るのが大変」なんて言ってた
のにね。

自分も旦那さんもひとりっ子で、兄弟のいる同級生が羨ましかった。
小学生になって手もかからなくなったので、ふたり目を決意したそうだ。

「それにほら。一姫二太郎三なすびって言うじゃない。ふたり目は男の子が
いいな」

確かに上の子は女の子だが……。二つの事柄が混ざっているようだな。
喜んでいるところに水を差すのもなんだが、なすびは産めないだろう。
あ、「産なすび」?産めるものなら産んでもらおうじゃないか。笑。

面白いので間違いは指摘せずにそのまま話を聞いてみた。いつ、誰が
彼女の間違いを指摘してくれるだろうか。楽しみ〜。

サイゴン ハートブレーク・ホテル 日本人記者たちのベトナム戦争
(平敷安常 講談社)を読み始める。

前作『キャパになれなかったカメラマン ベトナム戦争語り部たち』で
大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した著者の2作目である。

報道が報道としての使命を果たしていた時代と場所があった。ベトナム戦争
を世界に伝えた戦場ジャーナリストたちの人間像を描き出す作品。

副題にある日本人記者だけではなく、ベトナム戦争以前のジャーナリストも
登場しているんだけどね。沖縄戦で殉職したアーニー・パイルの話はいいな。