鈍感力

「今朝早くタクシーに乗ったんです。運転手さんがミラー越しに
私の顔をじろっと見て『あんた政治家だろ。日本人は日本の国民は
おとなしいからこんなもんで済んでるけど、普通の国なら暴動に
なってもおかしくないよ』と。国民の怒り、本当に大きなものがある」

自民党の逢沢センセイが、4月18日に行われた岸田派のパーティで
こんなことを言っていた。

自民党の中にあって、一応「まし」な部類に入るであろう逢沢センセイ
でさえ、タクシーの運転手さんに直接言われなきゃ分からないのか。
どれだけ鈍感力が優れているんだ?自民党のセンセイ方は。

数年前から国民は起こっている。官邸前、国会議事堂前、銀座や渋谷
だけではない。日本のいろんなところで怒りの声を上げる国民のデモ
が行われていたではないか。

それともあれかな?そろそろ安倍内閣も終わりそうだから、言って
おこうかってことかしらね。岸田派のパーティだしな。

でもまぁ、タクシーの運転手さんに暴力振るったり、暴言吐いたり
してないことろは逢沢センセイらしいか。

国会議員によっては権力をかさに着てるのがいるもんな。

引き続き『完本 皇居前広場』(原武史 文春文藝ライブラリー)を
読む。

京都御所で行われた大正天皇即位の礼。私はてっきり貞明皇后
ご出席になられていたと思い込んでいたんだが、ご懐妊の為に
ご欠席だったんだ。

皇后が即位の礼に出ていないって前例があってよかったね、雅子妃殿下。