悪相の理由

ミャンマーロヒンギャ族への虐殺について、国連の弁務官
民族浄化が行われている」と表明した。

しかし、ミャンマーの実質的な国家指導者アウンサンスーチー
国家顧問兼外相はイギリスBBCのインタビューで民族浄化
完全に否定した。

日本のメディアは北朝鮮関連のニュースばかりを繰り返していて
ミャンマーで何が起きているのかをほとんど報道しない。だが、
海外メディアが伝える報道を拾い読みする限り、やはり民族浄化
としか言いようがないのが現状ではないかと思う。

軍の協力が得られなければ国を維持して行けないから、スーチー
女史は何も対応せずに見て見ぬふりなのだろうか。彼女が受賞
したノーベル平和賞はく奪の署名運動まで起きている。

そして、来週から始まるニューヨークでの国連総会への欠席が
発表された。ロヒンギャ族虐殺で、国連で批判されるのが分かっ
ているからだろうか。

本当に残念だよね。スーチー女史はミャンマーの希望の星だった
はずなのにな。国家顧問に就任してしばらくは「お疲れなのかな」
という顔だったが、最近はどんどん悪相になってしまっているわ。

アメリカ最強の特殊戦闘部隊が「国家の敵」を倒すまで』(マーク・
オーウェン 講談社)を読み始める。

2011年にアメリカ軍によって行われたオサマ・ビンラディン暗殺計画。
そのチーム・リーダーだった著者が作戦の全貌を語る。