あなたのそばにもきっといる

スー・チー女史が実質、国のトップになっても国内でのロヒンギャ
族への弾圧は変わらないんだな。

なんか失望。

『YO!サボロー 〜あの「黒いやつ」、大解剖〜』(サボロー会議:編
 文藝春秋)読了。

お菓子は持参してくれるし、ゲームや漫画も持って来てくれる。
おまけに自分一人で楽しむではなく、「一緒に楽しもうよう」って
声をかけてくれる。

優しんだよ、本当に。全身真っ黒だけどね、相手の気持ちはよ〜く
理解してくれているんだ。

「サボロー」である。とある学習塾のテレビCMから生まれたキャラ
クター。「やればできる子(YDK)」を、様々な手段で誘惑する悪い
キャラクターとして登場したんだが、これが結構人気者になった。

実は大好きなのさ、「サボロー」。だって、私は限りなく「サボロー」
に近いのだもの。

今すぐにやらなくてもいいけれど、いつかはやらなくちゃいけないこと
があっても、先延ばしにしる理由をいろいろと考えている時がある。
そんなことを考える時間があったら、とっととやれっ!って思うんだ
けどね、自分で。

「やる気スイッチ」が入るまでは長いんだ。だから、きっと私の頭の
かなには「サボロー」がいっぱいいるの。実際、本書の「サボロー
診断」をやったら60%だったもの。

この「サボロー」、実はくだんの学習塾が対象にしている子供によりも
大人の方が共感するかも。「さぼろうぜ」って悪い道(?)に誘うキャラ
クターだけれど、なんだかほっとするんだよね。「サボロー」を見ている
とさ。

常々、「命に係わること以外は大したことない」と思っているので尚更。

世の中、あくせくし過ぎてなんだかギスギスしていませんか?そんな
時には自分のそばにいるであろう「サボロー」を思い出そうよ。

「よう、さぼろうぜ」。時にはそんなのもいいんじゃない?誰にでも
気軽に声をかけてくれる「サボロー」は、きっととってもいい奴なんだ
ろうと思う。