それは無理

2018年12月31日、今上陛下退位。2019年1月1日、皇太子殿下が
即位という現在の案に、案の定、宮内庁から異論が出た。

そりゃ無理だろうとは思っていましたよ。だって、1月1日は天皇家
とって最もお忙しい1日。日の出前から新年の儀式が目白押しなの
だもの。

有識者会議の座長代理が御厨さんなので、その辺りは十分ご存じ
ではあると思うんだけどね。

新年から新元号と言うのはキリが良くていいだろうとは思うだけれど、
即位に伴う一連の儀式を考えるとどうなんだろう。

それとも、改元と儀式を切り離して考えるとか?

いずれにしても結論はまだ少々先なんだが、どうせ一度メディアが
報じた通りになるんじゃないかと思うんだよね。

今上陛下の退位についても皇室典範の改正には手を付けないよう
だしね。

さて、どうなることやら。取り敢えず新元号は「静養」でOK?

引き続き『使用人たちが見たホワイトハウス 世界一有名な「家」の知ら
れざる 裏側』(ケイト・アンダーセン・ブラウワー 光文社)を読む。

「目の前で歴史が動いている時さえ、ジャーマンは仕事に専念し、どんな
重大ニュースにもまったくの無関心を装った、一九八六年四月一五日の
夕方、ジャーマンとシェフのフランク・ルータがレーガン家のために夕食
の準備をしていたところへ、大統領がひょっこり姿を現した。レーガン
厨房に入ってくることは珍しくなかったが、この時はただ様子を見にきた
だけではなかった。
「五分後にリビア空爆を開始するんだ。それをまず、君たちに真っ先に
知らせたくてね」レーガンは言った。
「それはどうもわざわざ、ミスター・プレジデント」そして、ジャーマンは続け
た。「ところで、ご夕食のお時間はどうなさいますか?」
レーガンは足を止め、しばらく考えていたが、こう言った。「それは妻に訊い
てくれないか」」

大統領自ら機密漏えいである。