即位の礼

昨日、読後感を書いた『天皇生前退位」の真実』(高森明勅 幻冬舎
新書)を読んでいる時、ふと思った。

平成が30年で終わって翌年から皇太子殿下が即位されたとする。
即位から少々時間をおいて即位の礼が行われるのだが、今上陛下
の時と同じような規模で執り行われるのだろうか。

宮殿・松の間で即位の宣言をされるのだが、高御座を正面に左右に
青年皇族が並ぶのだが、女性皇族ばかりになってしまうなぁ。

今上陛下の時は車椅子だった桂宮殿下はご欠席だったが、皇太子
殿下以下、秋篠宮殿下、常陸宮殿下、三笠宮殿下、ヒゲの殿下、
高円宮殿下と揃っていた。

皇太子殿下の即位の礼で出席できる男性皇族って秋篠宮殿下だけ
になっちゃう。しかも、皇太子不在だから皇太子のみに着用が許され
る黄丹袍(おうにのほう)の装束ではない。

しかも時の首相が寿詞(よごと)を奏上するのだが、今上陛下の時は
海部元首相。首相としてはともかく、声はよかった。このまま安倍政権
が続いたら、寿詞を奏上するのは安倍晋三になるのか?文章ぶった
切りで、つっかえならがら?

頼む、そこは首相以外にお願いできないだろうか。

『使用人たちが見たホワイトハウス 世界一有名な「家」の知られざる
裏側』(ケイト・アンダーセン・ブラウワー 光文社)を読み始める。

アメリカ政治どころか世界の政治の中心であるホワイトハウス。そこ
は政治が行われるだけではなく、時の大統領一家が住まう「家」でも
ある。

決して表に出ることのない、ホワイトハウスの使用人たちと歴代大統領
一家との思い出の記録。