廃業

オリンピックが始まったので書く機会を逸していた。少々古い話だが、
まずは下記のURLを。

http://www.huffingtonpost.jp/2016/08/10/shuntaro-torigoe_n_11422752.html

「ハフィントンポスト日本語版」に掲載された鳥越俊太郎氏への
インタビュー記事だ。都知事選敗戦の弁なのだが、なんだろうなぁ。

「ペンの力云々」に関してはこのインタビュー記事が掲載された直後から
現役の新聞記者やフリーライターの人たちから批判され、Twitter上で
議論にもなっていた。

書き手と読み手とでは受け取り方が違うのかもしれない。読み手から
言わせてもらえば、ペンの力は確かにあるのだがそれを利用している
のは今や権力側ではないか…ということ。

それでも、「週刊文春」などの週刊誌は頑張っているのじゃないかとは
思うんだけれどね。

私が「何言っているんだ、この人」と思ったのは、なんでも選対のせい
にしているところと、都知事選後に「立候補取り下げの圧力があった」
と語った宇都宮けんじ氏に対する批判だ。

「ペンの力はない」と言いつつ、「週刊文春」が放った女性スキャンダル
の影響があったと言い、「ネットは裏社会だ」と言いながら、参院選
翌日に「ネットなども見て日本が大変なことになる」と考えたと言う。

自分が言ったことを忘れちゃったのか?言葉を商売にする人のはず
なのに、語っている内容にまったく重みがないんだよな。

ジャーナリストの看板、下ろした方がいいんじゃないでしょうか。

やっぱり先の都知事選はマック赤坂一択だったろう。と、野次馬根性
で言ってみる。

『空から降って来た男 アフリカ「奴隷社会」の悲劇』(小倉孝保 新潮社)
を読み始める。

ロンドン郊外の住宅街で発見された死体は、アフリカ・モザンピーク出身
の黒人青年だった。彼は何故、イギリスの路上で死を迎えねばならな
かったのかを追ったノンフィクション。