戦争が出来る国になった
毎回思うんだけどね、「原稿に書いてあることくらいきちんと読め」。
安倍晋三がまた夕方から記者会見だよ。他のニュースを見せろ。
さて、本日より戦争法案が施行された。あ、戦争法案なんて言うと
自民党のお偉いセンセイたちから「レッテル貼りだ」と言われちゃう
のかしら。
でも「自衛隊は軍隊だと開き直って、戦争の出来る国にするんだい」
ということに変わりはないと思うんだんけどね。
「国会で、国民の知る権利は守られるかなんて盛んに議論されて
いるでしょ。でも、戦争を生きてきた人間からすると、現実を知らない
人の臨場感のない議論に聞こえるんです。法律ができちゃうと約束
なって吹っ飛んで勝手に動き出すんですから。」
「当時のことを思い出すけど、軍部が威張った容易ならざる時代に、
国会議員たちは命がけで論陣を張っていた。陸軍大臣に向かって
「お前が間違ったら腹を切れ、おれが間違ったらおれが着る」なんて
詰め寄って、戦争の動きを止めようとしていた。対決だった。」
今読んでいる、むのたけじ氏の本からの引用なんだが、戦争法案
なんていくらでも拡大解釈できるし、国会議員自らが戦争できる
国にしてるんだよな、今の日本は。
与野党問わず、国会議員のセンセイたちは、むのさんのこの本を
読んだ方がいいんじゃないか。
まずは自民党・松島センセイだな。ドイツ・メルケル首相のことを書いた
本より、むのさんの本を先に読んでね。外交委員会で暇ならさ。
『日本で100年、生きてきて』(むのたけじ/聞き手・本瀬公二 朝日新書)
を読み始める。
先の大戦中に国民に本当のことを伝えられなかったと、敗戦の日に
新聞社を退職し、故郷である秋田県横手市で週刊新聞「たいまつ」
を発行する、むのたけじ氏。
「戦争廃絶」を訴え続けて来たむの氏が、戦争のこと、日本のことを
語る。