残念

「これはないわ〜」

大相撲春場所千秋楽。横綱同士の最後の取り組みが終わった時、
我が家では白くまと私が落胆の声を上げていた。

共に2敗の大関同士の取り組みは稀勢の里が制し、横綱同士の
最後の一番で日馬富士が勝てば、白鵬稀勢の里での優勝決定戦
だった。

テレビの前の我が家ふたりだけではなく、会場にいたお客さんも
大きな期待を込めていた取り組みだったと思うんだ。

それが白鵬の立ち合い変化であっけなく幕切れ。勝ちたいのは分かる
し、賜杯を手にする為の作戦なのも分からんでもないんだけどさ。

横綱同士の取り組みだよ。もうちょっとこう…。う〜ん。がっかりな千秋楽
だったわ。

会場のブーイング、白鵬はどう聞いたのだろうか。

ザ・ハリケーン』(サム・チェイトン/テリー・スウィントン 角川文庫)を
読み始める。

ルービン・ハリケーン・カーター。黒人プロボクサーはいわれのない
殺人事件の犯人とされ長い獄中生活を送っていた。彼が獄中で執筆
した著書を偶然手にした黒人少年レズラと、レズラの教育支援を行って
いたカナダ人たちはルービンの無実を確信して救済活動に奔走する。

アメリカ版・袴田事件ともいえる冤罪事件を扱ったノンフィクションだ。