記憶障害

号泣記者会見で日本どころか世界に恥を晒した元兵庫県議の
ののちゃんの公判がやっと始まった。前回の公判をすっぽかした
ものだから、前日に身柄拘束までされて。

やっと出て来たと思ったら、今度は検事の質問に「記憶にありません」
を繰り返すばかり。「記憶障害と診断されたことがある」とは本人の
弁だが、どこまで法廷を、否、世間を舐めてるんだかな。

記憶障害と言えばもうひとり。ののちゃんとは比べ物にならない大物・
甘利センセイである。「記憶が曖昧」だけれど「1週間以内に事実関係を
明らかにする」と言っていた。

この発言を聞いた時、小渕優子の事務所みたいにパソコンのハード
ディスクにドリルで穴を開ける為の時間か?と思ったんだが、次号の
週刊文春」の早刷りを入手する為の時間稼ぎだったのね。

早くも自民党周辺からは「罠にはめられた」との陰謀論が出ている。
告発した側が何を目的として「これでもかっ!」ってほどの証拠を
取っておいたのかは知らないが、罠だろうとなんだろうと現金を
受け取っちゃいかんだろう。

さて、甘利センセイの記憶は戻るんでしょうかね。ここは「週刊文春
に直前で記事の差し替えをして欲しいところだが。

『国際指名手配 私はプーチンに追われている』(ビル・ブラウダー
 集英社)を読み始める。

ソ連邦の崩壊後、市場経済へ移行するロシアで投資ファンドを設立し、
ロシア企業の不正を告発したアメリカ人ビジネスマンが、ある日突然、
ロシアから強制退去させられた。

一連の出来事の裏にいるのは…。日本語訳のサブタイトルだけで
怖いじゃないか。