増殖する理由

あ〜あ、やっちまった。一応、悩んではいたんだよ。考えて、考えて
2カ月。それでも買ってしまった。

デイヴィッド・ハルバースタムの『ザ・フィフティーズ』である。

敬愛するジャーナリストの大作は既に古本屋で単行本を購入し、
2012年に読了している。

でも、買ってしまった。だって、筑摩書房が文庫版で3カ月連続で
出したのだもの。その3巻目が今月発売だった。

あぁ…。単なる版違い。新訳でもなんでもないのよ。それでも買って
しまった。

だから本が溜まるんだ。我ながら何をしているのかと思う。でも、ちょっと
だけ我慢したところもあるのだ。

朝日新聞きっての名文家と言われた深代惇郎の『天声人語』の文庫
版は諦めて来たのだから。

でも、そのうち買いそうだけど…ボソ。

『ファビュラス・バーカー・ボーイズの地獄のアメリカ観光』(町山智浩/
柳下毅一郎 ちくま文庫)を読み始める。

ディープな映画評論家・町山智浩殺人研究家・柳下毅一郎が、
1998年に世紀末のアメリカを旅しながら行った対談集。

もう…お下劣なんだから。好きだけど。