目指せ!軍産複合体

武器輸出三原則が見直され、参議院では戦争法案の成立に向けての
審議が佳境だ。

そんな状況の今、経団連がとんでもない提言をした。

「武器輸出を国家戦略として推進すべき」。

そんなに「死の商人」になりたいのか?まぁ、防衛装備品を中心に…と
のことなんだろうけどね。

それにしてもさ、武器を輸出することを国家戦略って、いつかその武器が
自分たちに向けられる可能性は考えてないのか?

先日、シリア難民の男の子が水死した写真が世界に衝撃を与えた。
あの写真を見てないのだろうか。見ても何も感じなかったのだろうか。

武力を誇ることは抑止力になんてなりゃしない。それは死刑が犯罪の
抑止力になっていないのと一緒だ。

安倍晋三の言う積極的平和主義ってのは武力を見せつけて平和を
保とうってことだろう。そんな戯言をバックアップしているのが経団連
のような人たちなんだろうな。

戦争法案が成立したら、内閣の解釈でいくらでも自衛隊を海外に出せる。
海外に出る機会が増えれば、装備も増える。

そして、軍産複合体がばっぽがっぽと儲かるってことね。

嫌だね、日本がそんなアメリカみたいな国になるのは。日本製の武器
がどこかの誰かを傷つける可能性はゼロじゃないんだぜ。

『アニマル・ピープル』(インドラ・シンハ 早川書房)を読み始める。

インドの架空の村を舞台に、汚染事故で後遺症を負った青年が語る
数奇な人生。

今月も小説を読んでるよ〜。