危機感?何それ?

高速増殖炉もんじゅ」の検査漏れで理事長が辞任したばかりの
日本原子力研究開発機構。今度は茨城県東海村の実験施設
放射能漏れの事故だ。

機械の誤作動で通常発生する以上の放射性物質が発生し、
研究者4人が被曝した。

実験も人間が行うことだたらミスもあるだろう。でも、事故直後に
「換気扇を回す」(←ここ、重要)って何よ?

ど素人が考えても分かる。閉じ込めなきゃいけない放射性物質を、
なんでわざわざ拡散させるようなことをするのか。

しかも、茨城県への連絡が事故から1日半も経ってからだ。外部へ
洩れた放射能は微量だと言うが、おかしいだろう。

「考え方というか、取り扱い方に甘いところがあった」と機構の人が
記者会見で言っていた。

甘いって…。JCOの事故はもう遠い昔のことか?今でも収束してない
福島第一原発の事故は他人事か?自分たちが「核」という人間が
制御出来ない物質を扱っているという自覚はないのか?

危機意識がまったくないのかよ。プンスカ。

日本赤軍とわが「七年戦争」 ザ・ハイジャック』(佐々淳行 文春
文庫)を読み始める。

日本でも左翼過激派が元気な(?)頃があった。東大安田講堂
あさま山荘等の事件で警察側で指揮を執った著者が、日本初の
ハイジャック「よど号」からダッカ事件までを振り返る。