恥ずかしいことじゃないけれど
「携行って何?」
え?何って…。読んで字のごとくですが。「携えて」「行く」ってことですけど。
う〜ん、どうやって説明したらいいんだ?
「畳って何で出来てるの」
は?イグサじゃないの?今は天然素材ではないものもあるらしいけれど。
目が点になって即答出来ないことがままある。私は決して物知りではない。
祖父母がいる家で育ったから、多少古いことでも耳学問で知っていること
はあるが博識の部類にはまったく入らない。
そんな私でも答えられることを、自分より年上の人間に質問されるって。汗。
なんだかねぇ。少々哀しくなるんだよね、こういうことが続くと。
ふえ〜ん。分からないことがあっても、もう私に聞かないでね〜。
『プロメテウスの罠2 検証!福島原発事故の真実』(朝日新聞特別報道部
学研)を読み始める。
東日本大震災に引き続き起こった福島第一原発事故を検証する朝日新聞
連載記事の書籍化第2弾である。相変わらず発行元が自社出版部ではない
のだよね。
原発事故で避難を余儀なくされた浪江町。その津島地区にバリケードが
作られる。バリケードの向こう側に住民が入れなくなる。
そんな話が広まったのは今年2月。事前に町にはなんの説もない。報道が
あってから政府の原子力災害現地対策本部長がやっと避難先の二本松市
の町役場にやって来る。
「そんな大事なことを、私たちに黙って、なぜ勝手に決めるのか」
「まるでベルリンの壁だ」
憤懣やるかたない町長に本部長が言う。
「町長、それは誤解だ。壁みたいに高くするわけではない」
…高いとか低いとか、そういう問題じゃないって分からないのかなぁ。