いいじゃないか、メンクイだもの

フランス大統領選挙は決選投票で現職だったサルコジ大統領が
敗れた。そして、ロシアでは我が愛しのワロージャが大統領に
返り咲き。首相は前大統領のメドベージェフなので、2頭体制に
揺るぎはない。

就任早々、赤の広場で軍事パレードが行われたのだが私が注目
したのは就任当日のアイスホッケー試合である。

ワロージャ率いるチームと、ロシア代表も務めた往年の名選手たち
が対戦。当然のようにワロージャ・チームが2-0で勝利だ。や、やらせ?

この試合に招待されていたのが、イタリアのお騒がせ男・ベルルスゴーニ
である。いいなぁ、ベルルスゴーニ。その席、私に譲ってくれてもよかった
のに。笑。

さぁ、大統領返り咲きでメディア露出が増えそうなワロージャ。期待大で
ある。ふふふ…。

『パスタでたどるイタリア史』(池上俊一 岩波ジュニア新書)読了。

メンクイである。ルドルフ・ヴァレンティノに代表される二枚目スター(今の
イケメンではない)も勿論好きだが、麺類が好きだ。

うどん、そば、ラーメン、焼きぞ場、そうめん、冷麦。そしてパスタ。白米が
なければ3食が麺でもまったく問題なしである。

本書はイタリアと言えばパスタ!のパスタの変遷を、イタリアの歴史と共に
辿るジュニア向けのお話である。

ジュニア向けなので少々物足りない部分もあるのだが、駆け足でパスタと
イタリアの歴史を覚えるのにはいいかも。

既にイタリアの国民食と認識されているパスタも、その昔は王侯貴族や
富裕層の食べ物であり、庶民が口に出来るのはハレの日のみだった。

今じゃアルデンテなんていわれるけれど、そもそもは煮込んでかなり
柔らかくして食されていたのだ。

イタリアのマンマの味とされるパスタであるが、そうなったのにはキリスト
カソリック女性差別が裏にあったのではないかとの著者の考察は
興味深い。

スープで煮込んだり、チーズだけで食されていたり、元々はごくごく
シンプルに食べられていたパスタ。次にパスタを食べる時は、胡椒と
チーズだけでシンプルに作ってみようか。

それにしてもパスタは色んな形があって飽きないね。ビンに入れて
飾っておくだけでも楽しいもの。